皆さんは、翻訳という作業について、どんなイメージを持っているでしょうか?
難しい文章を、辞書を片手に眉間にシワを寄せながら、キーボードを叩いていく…。おそらくは、そんなイメージではないでしょうか?
確かに、頭脳労働ではありますし、実際の辞書を使うかどうかはともかく、作業をしている時間の大半は、それが実態かもしれません。
しかし、反面、体力勝負という一面もあるのです。
翻訳というからには、元となる文章がすでに存在するのが普通なのですが、たまーに…いや、わりと頻繁に(?)、
翻訳もとの文章が出来上がるのとほぼ同じタイミングで翻訳を行うこともあるのです。
そう、ご想像どおり、そんな時は「納期との勝負」になるわけですね。
(^^
この時ばかりは、普段の翻訳ペースをかなぐり捨てて、それこそ、寝る間も惜しんで作業に専念する必要があります。
あるいは、アスリート並みの体調管理を求められることになるかもしれません(笑)。
今回は、そんなケースの一例として、故 Steve Jobs 氏の自伝を、驚愕のペースで和訳した井口耕二さんのブログをご紹介します。
どんな仕事にも言えることですが、翻訳は個人でその大半を行うことから、体調を含む「自己管理能力」を特に求められる職業かもしれませんね。