日本語の説明書には、〇と×を使用したこのような表がたくさんでてきますね。
日本人には、長年の採点で染み付いた〇×文化があるので、この表の意味は一目瞭然ですよね。
でも翻訳の際には、「〇と×は日本でしか通用しないんだよ。」っと、後輩に誇らしげに指導してきました。
だから、英語や他の言語にする時は、
こんなふうにとか、
こんなふうにとか、
なんの疑いもなく、これまで対応してきました。が、自分は〇×のこと本当に理解しているのだろうかと、いつもの追及マインドがふつふつと沸いてきました。
そこでいつものように、インターネット様Wiki様のお力を拝借、「へーそうなんだ」という結論にいたったのであります。
いろいろ文章でかかれた内容をまとめると、こんな表になります。
※ (tick/checkマーク)は、世界的に作業済みかを表す印としても使用されている。
改めて認識できたのは、
- 〇は、海外(アジアの一部:韓国・台湾を除く)では通用しない。
- 日本では、×は1種類しかないが、海外では、(crossマーク)と×(times)の2種類がある。
- したがって、海外では×は通用する。ただし、演算の場合に×(times)を否定の意味には (crossマーク)と使い分けが必要。
- (crossマーク)は米国で正解、肯定の両方の意味にも使用されている。
- ちなみに (tick/checkマーク)はスウェーデンとフィンランドでは、不正解の意味で用いられる。
- 正解はスウェーデンでは、Rとフィンランドでは・/・となる。
〇を (tick/checkマーク)に×を(crossマーク)に単純に変換できたら楽だったのですが、
いろいろな事情により、そういう具合にはいかないみたいですね。
万国共通とは行かないところが、本当に悩ましいところですし、それをキッチリやるのが私たちの仕事ということを再認識。
後輩の皆さん本当に申し訳ございません、これまで私が指導してきたことに誤りが見つかりました。
「〇と×は日本しか通用しないんだよ。」
これからは、
「〇は、海外(アジアの一部:日本・韓国・台湾を除く)では通用しないんだよ。
海外では正解、肯定を表す場合、主に (tick/checkマーク)を主に使っているんだよ。
×は日本では不正解、否定を表す場合と演算を表す場合があるんだよ。
海外では不正解、否定を表す場合は(crossマーク)、演算の×を表す場合は×(times) のように使い分けているんだよ。
そして、例外もあるので注意が必要なんだよ。」
に変更します。
この記事を書くのに参考にさせていただきました。
T.K.