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ak です。

皆さんは、World Wide Web という言葉をご存知でしょうか?
もしご存じないという方がおられても、その省略形である”WWW”という文字列を見れば、ピンと来る方も多いのではないかと思います。

そう、インターネットでブラウジングするときに使う、URL(Uniform Resource Locator)の先頭に付く文字列ですね。
World Wide Web とは、インターネット上で、文字列や画像をクリックすると、別のページやサイトにジャンプしていく、あの「ハイパーテキスト」という仕組みのことです。

この仕組み(概念)を発表し、最初のWebページを実際に作ったのは、ティム・バーナーズ・リー(Sir Timothy John Berners-Lee)というイギリスの人です。
彼は、先日「『ヒッグス粒子』を垣間見た」と発表して話題になったCERNという研究所にいたとき、「世界中の研究者と、瞬時に情報を共有する術はないか?」という命題のもと、このWWWというシステムを考案したそうです。

彼は、この仕組みについて一切特許を取得せず、使用料も要求しなかったため、この技術は世界中に広がり、結果として、現在、私たちが「瞬時に世界中の情報にアクセスできる」という恩恵を受けています。(その後、この功績が認められ、2004年には英国王室から”Knight Commander”の称号を授かったため、彼の名前には、正確には”Sir”が付きます)

余談ですが、このWWWという概念に沿って彼が最初のWebページを作成したのは、NeXTcubeというコンピュータ上でのことですが、このコンピュータ、あのスティーブ・ジョブズがApple社を追い出された後に起業したNeXT Computer で作られた製品なのです。
このコンピュータに搭載されたOSは、当時、非常に革新的な部分を持っていたということなので、先進的な人たちというのは、どこかで不思議な縁で関係しているのかもしれませんね。