ついに梅雨に入ってしまいました。さらにはワールドカップも始まりましたね。ワールドカップがあるので、雨にも負けずに頑張れそうです。はたしてどこが優勝するのでしょうか。日本はどこまでいくのでしょうか。頑張れ日本!すこし話がそれてしまいましたが、サッカー好きでないひともなんとか梅雨を乗り切りましょう。

さて、今回のキーワードは“年金”です。

◆ポイント

年金とは?

「年金」と聞くと、厚生年金や国民年金といったものをイメージされるひとが多いと思いますが、知財業界の年金は意味合いが違います。簡単にいうと、特許権を維持するための手数料のことです。

 前回のキーワードで特許査定について説明しましたが、特許査定を受けた後には、特許料なるものを支払わなければなりません。特許料を支払うことによって特許権が発生するからです。特許権の存続期間は出願してから20年になります。

特許料は、特許査定を受けた後に最低3年分を納付する必要があります。しかし、上述したように3年目以降も特許を存続させるには、4年目以降分の特許料を支払わなければなりません。4年目以降分の特許料については、1年分ずつ納付することが可能で、この4年目以降に支払う特許料のことを年金と呼んでいます。維持年金ともいいます。

年金は油断していると、支払忘れるなんてことがありますので、注意しなければいけません。支払忘れると、特許権は消滅してしまいます。この年金の管理は簡単そうにみえますが、なかなかどうして忘れがちになります。

年金(特許料)についてもっと詳しく知りたい方は以下のサイトで“特許料”と入力して解説を参照してください。

http://www.furutani.co.jp/index.html