こんにちは。新入社員のKです。
 
新社会人ということで、慣れないこと、大変なことだらけでしたが、さすがに三ヶ月目ともなると、少しずつ慣れてきたかな、とも思います。とはいっても今回の内容は、そんな慣れないこととは全く無関係の、見慣れたもののお話です。
 
パソコンは現代人の仕事には不可欠です。キーボードをたたくことは、生活の中で結構な割合を占めています。
 
そんなわけで、皆様の多くにとって、キーボードは見慣れたものなのではないかと思います。私も、入社前からかなりパソコンを使っているので、キーボードは全くおなじみのものです。しかしその中には、少し、なじみのない文字もあるかもしれません。
 
「'」と、「`」、この違いが分かりますでしょうか。最も一般的なキーボードなら、前者は「7」の上に、後者は「@」の上に、確かに刻印されているはずです。「そんなもの常識だ」と思われる方は、すみません。この記事の残り全部を読み飛ばしていただいて構いません。
 
 
アポストロフィ(MS 明朝)アクサングラーブ(MS 明朝)
 
 
二つは別の記号です。上の方にちょん、とついているだけの記号なので、大して違わないのではと、私も最初の頃は思っていたのですが、違います。
前者は「アポストロフィ」、あるいは「右引用符」。後者は「アクサングラーブ」、これはフランス語で、英語で「グレイヴ・アクセント」ということのようです。
 
アポストロフィといえば、英語でI'mといった省略や、John's といった所有格を表す記号です。これは本来、引用に使う引用符とは別物のはずなのですが、形がほぼ同じなのでパソコンでは一緒の記号として使っているようです。
 
意外なのはもう一つの方です。これは「バッククォート」と呼ばれるので、引用符の一種だと思っていたのですが、正式にはアクセント記号で、引用符ではないようです。
とはいっても、引用符の代用として使われることはあるようです。プログラミングなどで見かけることがありますね。
 
さて、二つの違い、分かりましたでしょうか。正直私は少し混乱しています。同じ記号を別の意味で使いまわすことが多いようで覚えづらいです。
 
記号の世界はややこしいですね。普段見慣れているものの中にも、よく知らないものがあった、というお話でした。