Tradosで、すぐ上のセグメントで登録した原文とほとんど同じはずなのに、さっき登録した訳文がTMに表示されないという経験はありませんか?

あるあるあるあるー♪

それは、SDL Trados Stuido 2017 Service Release 1で登場したLookAhead機能のせいかもしれません。

LookAhead機能は、今作業しているセグメントの次とその次のセグメントのTM検索をバックグラウンドで行うものです。これによって、セグメントを移動したときにTMの検索結果が一瞬で表示されます。

ただ、すぐ下とか2つ下にマッチするセグメントがあると、自分がさっき登録した訳文ではなく、バックグラウンドで検索されたTMのキャッシュが表示されるので、さっき登録した訳文が表示されない問題が発生します。

この問題を解消するには、LookAhead機能を無効にします。

LookAhead機能を無効にする方法

1.「ファイル」→「オプション」をクリックします。

2.右ペインで「エディタ」→「自動化」を選択します。

3.「翻訳メモリ」フィールドの「LookAheadを有効にする」のチェックを外します。

LookAhead機能の無効化

TMの検索結果の表示に少し時間がかかるようになりますが、さっき登録した訳文が出ないよりは良いかもしれません。