さて、今回は、外国手続の学習の方法をご紹介したいと思います。

J-PlatPatにワンポータルドシエ(OPD)という画面があります。OPDを使うと日本出願をベース(基礎出願)として外国に出願した手続を日本語と現地語(+英語)で簡単に見ることができます。

◆発芽珈琲
こちらは信州大学農学部の発明です。

≪出願の流れ≫
1.日本出願:2014年3月28日(出願番号:特願 2014-070226、登録番号:6192167)
2.国際出願(WO):国際出願日 2015年3月27日
3.米国・中国に出願(国際出願経由で移行手続完了)

OPD.png

◎国際出願
WO.png

◎US出願
US.png

◎CN出願
CN.png

ワンポータルドシエで経過情報を見ると、国によって手続が異なるんだなぁというのがよく分かると思います。

あなたの身の回りにある商品で”特許出願中”や”特許登録”といった表示を見かけたら「もしかしたら外国にも出願されているかも?」と思って J-PlatPat で調べてみてくださいね。

身近な商品がどのような手続を経て権利になっているのかを見ていくと、手続の勉強も楽しくなるかなと思います。

出展:特許情報プラットフォーム J-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/