先日、久々に J-PlatPat で包袋データを確認したところ、下記のとおり、特許庁に提出した書類と、特許庁から発行された書類(電子包袋)が色分けして表示されていることに気づきました。黄色が出願人から特許庁に提出された書類で、緑色が特許庁から出願人に対して発送された書類になります。

◆J-PlatPat の書類(電子包袋)
・緑色:庁発送書類(特許庁→出願人)
・黄色:庁提出書類(出願人→特許庁)
・白色:出願人と特許庁の電話、ファクス等のやり取りの記録

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私が特許事務の仕事を始めて一番苦労したのは、手元に届いた書類が特許庁に提出したものなのか、特許庁から発送されたものなのか、なかなか判断ができなかったことです。特許事務では、まず受け取った書類が何かを理解し、その中から管理すべき情報をデータベースに入力することが求められますが、書類を的確に判断できるようになるまで半年くらい時間がかかった記憶があります。

また、仕事を始めた1990年代後半は特許庁のデータベースで書類を閲覧することができなかったため、職場で発生する書類を見てその場で学ぶしか学習手段がありませんでした。こうして無料で閲覧できるデータベースが改良されて、自己学習できる環境が整い本当に便利になったなぁと感じます。ぜひ活用してみてください。

出展:特許情報プラットフォーム J-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/