秋の味覚といえば、真っ先に思い浮かぶのは、さんま(ダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属、英語名:Pacific saury)
外国でも注目を浴び始めているとはいえ、
グーグル検索のヒット件数、
さんま 約 3,880,000 件
秋刀魚 約 1,100,000 件
Pacific saury 約 119,000 件
からしても、まだまだ日本の食文化(和食)を支える食材です。
さんまの語源は、細長い魚を意味する「サマナ(狭真魚〉」という説と、「大きな群れ」を意味する「サワ(沢)」と「魚」を意味する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説がある。現在の漢字表記、秋刀魚は「秋に獲れる刀のような形をした魚」を表す当て字で、大正時代から使用されるようになったとのことです。
<引用先>
といっても最近はスーパーで一年を通じてお目にかかるし、季節感がまったく感じられないといった状況です。
さんまは、東北沖から北アメリカ沖をぐるぐる回遊しているので、ちょっと公海域まで遠出をして先獲りすれば、季節に関係なく大量に捕獲できるのだそうです。
<参考画像>
そして、今年の漁獲量の予想は、少なめ。その理由のひとつに、公海域での外国船の漁獲量が異常に増えているというのがあります。
さんまを好んで食べるのは日本だけじゃないんだ。安くて食べやすいし、EPA、DHAも多く含み栄養価も高いことに気付かれたみたいです。
さんまの資源そのものも減ってきているようだし、鰻、鮪と同じ道をたどるのか。(危機感!)
スーパーで売られている新物生さんまの市場価格、1尾200~250円ぐらいです。
冷凍物の3倍ぐらいしますが、鰻、鮪に比べればまだまだ庶民の魚といえるでしょう。
せっかくなので、この時期は「さんま」ではなく、新鮮な「秋刀魚」として食べたいですね。
塩焼きにして、すだちを絞って、キューッと一杯やりたいものです。
あー、想像しただけでも、よだれがでてきました。
「独り身の
さんま焼く手に
はやビール」
T.K.