こんにちは、新入社員のKです。
カラッとした天気が続いて梅雨が明けたかと思えば、ジメジメした天気になったり…早く梅雨が明けてほしいものです。
さて、「カラッ」や「ジメジメ」など、私たちは普段からオノマトペを使っていますが、
日本語にはどれくらいの数のオノマトペがあると思いますか??
なんと約4500語あるそうで、日本語は世界でもオノマトペが多い言語と言われています。
ですが、日本語よりもオノマトペが多い言語があります。
それは韓国語です。なんと約5700語あるそうです。多いですよね~!
そこで今回のブログは韓国語のオノマトペについて書こうと思います。
韓国語のオノマトペの場合は、同じ様子を表しているオノマトペでも、ハングルの母音の種類によってニュアンスが少し異なるものがあります。
例えば、ものが輝く様子を表すオノマトペです。
韓国語には반짝반짝(パンチャkパンチャk)、번쩍번쩍(ポンチョkポンチョk)の2種類あります。
何が違うのかというと、
반짝반짝(パンチャkパンチャk)はプラス(陽)のイメージ
번쩍번쩍(ポンチョkポンチョk)はマイナス(陰)のイメージで使われます。
반짝반짝(パンチャkパンチャk)は星がキラキラ、目がキラキラのように使い、
번쩍번쩍(ポンチョkポンチョk)は雷や刃に用いるようです。
画像検索をしてみると違いが分かると思います▼
반짝반짝(パンチャkパンチャk)
번쩍번쩍(ポンチョkポンチョk)
他にも알록달록(アrロkタrロk)얼룩덜룩(オrルkトrルk)という、まだらな様子を表すオノマトペがあります。
画像検索してみると알록달록(アrロkタrロk)は色とりどり、カラフルな様子なのに対し、
얼룩덜룩(オrルkトrルk)は、くすんだ色がまだらな様子、アザやしみ、枯れ葉の画像がでてきます。
少々専門的な話になりますが、このプラスマイナスのイメージというのは、母音の種類に関係しています。
韓国語の母音には陽母音、陰母音の2種類があります。
陽母音:「ㅏ」「ㅗ」→明るい、軽い、外向きのイメージ
陰母音:「ㅓ」「ㅜ」→暗い、大きい、重い、強い、内向きのイメージ
반짝반짝(パンチャkパンチャk)、알록달록(アrロkタrロk)のように、母音が陽母音のものは明るい、軽いイメージなので、ポジティブな話題の文章中で使われ、
번쩍번쩍(ポンチョkポンチョk)、얼룩덜룩(オrルkトrルk)のように母音が陰母音のものは暗い、強い、重いイメージなので、ネガティブな話題の文章中で使われていることが多い、
と以前習ったことがあります。
ちょっと専門的な話になってしまいましたが、
もし韓国語のオノマトペを勉強する際にお役に立てればと思います…!