松本市内、特に中町周辺の壁には#####のような特徴的な壁が多く見られます。

これを「なまこ壁」と呼ぶようです。

このような日本独自のものを英語で表すとき、方法は2つあります。

1.ローマ字表記して、その後にカッコ書きで説明を入れる。

2.英語のみで表現する。

どちらにするかの基準は特に決まっていないですが、文化的なものであることを表したい場合はローマ字表記かなと思います。

なまこ壁の場合は”Namako-kabe”または”Namako walls”と書いて、カッコ書きで説明が良さそうです。

説明はWikipediaにある”(a Japanese wall design widely used for vernacular houses, particularly on fireproof storehouses)”のように詳しく書いても良いし、”traditional Japanese wall pattern”のように簡素に説明してもどちらでも良いと思います。

どれぐらい説明するかは文脈的に詳しい説明が必要かどうかと、テキストを書くスペースの問題で決まります。

なおGoogleで検索すると”Sea cucumber wall”もヒットしますが、前振りや後説なく”Sea cucumber wall”だけ書いてもたぶん伝わらないのでご注意ください。

本題に戻ります。

「なまこ壁」の名前の由来は、白い盛り上がりの部分が「なまこ」のようだからとかなんとか。たぶん諸説ありません。なまこ壁は防火・防水などを目的としています。

そんなことを気にしだすと、街のあちこちになまこ壁が存在していることが気になります。

マンション with Namako walls
condominium_with_namako_wall.png

信用金庫 with Namako walls
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自動販売機 with Namako walls
vendingmachine_with_namako_wall.png

ファミマ with Namako walls
famima_with_namako_wall.png

観光情報センターも地味ながら with Namako walls
tourist_info_with_namako_wall.png

当然、公民館もぬかりなし with Namako walls
public_hall_with_namako_wall.png

なまこには心臓がありません、
他にもいろいろありません。無ければないでなんとかなるものなのでしょうか。

以前テレビで見たのですが、ナマコをずっと触っていると棒みたいにめっちゃ固くなって、さらにさわり続けるとお尻から内臓を吐き出してほぼ消えて亡くなるのを見て衝撃を受けました。敵に襲われたとき、吐き出した内臓を食べさせて生き延びるそうです。しかも何日か後には元通り再生するという。何という生命力。

ついでにお知らせすると、乾燥なまこは1グラム200円以上する物も珍しくない高級食材なのです。