JTF翻訳祭の僕らのセッションに多くの方が参加していただきました。本当にありがとうございます。
かなり緊張して最初は自分でも何をしゃべっているのか分からなくなっていましたが、二人で掛け合いしながら話すという、いつも大学でやっている講義と同じスタイルだったので途中からは落ち着いてきました。参加者のみなさんが積極的に発言してくれたのでやりやすかったです。
このセッションのもともとの目的は、学生や若い方にもっと翻訳業界に入ってきてもらいたい気持ちを伝えることだったのですが、翻訳祭には学生がほとんど来ないと聞き、内容を少し変えました。それでも基本的にはこれからプロの翻訳者を目指す方向けの内容だったので、参加者の方の求めるものと違ったんじゃないかと心配しています。
ところで、この日はいろいろ奇跡(?)が起こりました。
まずは26日の朝、ホテルを出てタクシーをつかまえようとしたら、広島を朝出発してやって来た同僚Aに遭遇!ホテルを出てからタクシーをつかまえるまでの1分ぐらいの間に会う確率ってどんなもんすか?しかもそこは京都駅から地下鉄で1駅離れた場所です。その同僚はJTF翻訳祭に行く前に東本願寺に参拝しに行ったそうですが、本気(マジ)でびっくりしました。
TCシンポジウムに登壇したときも同じようなことが起こって、4年ぶり2回目の奇跡です(「TCシンポジウムの奇跡」参照)。
次はFinal Fantasyのセッションに参加したときのこと。荷物が置いてあった椅子から1つ空けて座っていたら、荷物の持ち主が帰ってきて「何でおるんすか?」って言ったのは同僚B。200席ぐらいある広い部屋でピンポイントに隣に座る確率ってどんなもんすか?
さらに奇跡は続きます。
自分たちのセッションが始まる前に、JTF専務理事の高橋聡さんがいらっしゃって、前日の交流パーティで声をかけられた方の話をしていました。その方は高橋さんが担当しているAmeliaの定例トライアルで珍しくA評価を2回取ったらしく、今回ほんやく検定1級の合格者として交流パーティで表彰されたそうです。
その話はそこで終わり、翻訳祭の終了後に高橋さんに挨拶しにいったら、高橋さんからちょっと興奮気味に「今日は良い出会いがあったんです」って言われました。朝話していた「その方」が横にいて、実は僕と一緒に登壇したTさんの元生徒だったということが判明したそうなんですが、「その方」ってどう見ても元同僚Cじゃないすか!新入社員で入社してきて、数年前にフリーランスになったんですが、もう色々起こりすぎて訳分かりません。
とにもかくにも数か月間ずっと頭の片隅にあった翻訳祭がようやく終わりました。
これでようやく日本シリーズに集中できます(仕事しろ)。