こんにちは。早いもので、今週で2月も終わりですね。
日々、寒暖の差が大きいですが、体調にはどうぞお気をつけください。
さて、日本で特許出願すると、1年6か月経過後に出願が公開されます。このときに発行されるのが「公開特許公報」です。略して”公開公報”と呼んでいます。
公報の1ページ目を「フロントページ」と呼びますが、フロントページには書誌事項と発明の要約が記載されています。フロントページを見れば、出願人が誰で、いつ出願されて、審査請求はされているのか、どんな発明なのかを知ることができます。
事務担当者は、公開公報を受領したら、書誌事項を確認し、特許管理システムに以下を入力をします。
・ 公開日
・ 公開番号
ここで公報の書誌事項と特許管理システムに入力している内容を確認することで、データに相違がないかチェックすることもできます。
冒頭で、出願して1年6か月経過後に公開されると記載しましたが、出願公開前に出願が取下げ、放棄、却下されたものや、もしくは拒絶査定が確定している場合には、公開公報は発行されません。
出展:2020年度 知的財産権制度入門テキスト(特許庁ウェブサイト)
https://www.jpo.go.jp/news/shinchaku/event/seminer/text/2020_nyumon.html