こんにちは。今日はクリスマスイブですね。今年はおうちクリスマスを楽しみましょう♪
シリーズ【特許事務を仕事にする】について、少し時間があいてしまいましたが、来年からまた更新していきたいと思います。
特許事務の仕事の一つにデータベースの特許管理システムへの入力業務があります。企業の知財部では、毎日のように特許事務所からメールや郵便で知財の手続に関する書類が届きます。それを一通一通見て、何の書類かを把握し、必要な処理を行います。包袋に登録する(各案件のフォルダに保存する)だけの書類もあれば、書誌的事項(番号や日付など)を特許管理システムに入力したり、期限日を管理したりする必要がある書類もあります。
期限の管理については、事前に設定していれば、システムに日付を入力すると期限日を自動計算してくれるものもありますが、その場合でも、”起算日”を入力しないことには期限日を管理することはできません。
そのため、特許事務は、書類を見てどんな処理が必要かを理解している必要があります。また、国ごとに法制度があり、国によって手続の流れや制度が異なりますので、それぞれのルールに沿って処理をしなければいけません。国内外の制度やルールすべてを完璧に頭に入れておかないといけないわけではありませんが(もちろん、できるのであれば、それに越したことはありません!)、日米欧については頭に入れておく方が処理速度は速くなりますし、効率的にも進められると思います。日本の手続が基本となりますので、まずは日本の手続からですね。そこで、来年は「特許でよく扱う書類の解説」をしていこうと思っています。どうぞお楽しみに。
さて、今年も残すところあと1週間となりました。今年は色々と制限されて、大変な1年でしたが、視点を変えて見ると、在宅やリモートでの勤務など働き方の改革が進んだように思います。物理的な距離があってもオンラインで簡単に顔を合わせることができるようになったのも今年ならではでしたね。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください!