最近またまた気になることが、それは「クリアファイル」と呼ばれる文房具です。
クリアファイルができた当初は、それまで主流であった紙製フォルダーの新たなジャンルとして、世に出たはず。
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その機能は、書類を挟みこんで保管し、保護の役割を果たす。また、バインダーに綴じるまで一時的に資料を分類・整理する際に使用するものと認識しています。
ですから、いちいちファイルを開かなくても中身が確認できるというメリットを最大限に活かすのが正当だと思うのです。
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色がついていて、透明なのはまだしも、
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最近では、販促グッズやノベルティとして、キャラクターやタレント、広告、キャンペーンなどを印刷したものが多く見られます。
ここまで印刷されると、もはや、まったく「クリア」ではありませんね。「クリアファイル」と呼ばれるからには、透明で中身が何か分からないといけないはずなのに、これ、正直、中が見えません。でも、「クリアファイル」と呼ばれています。
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「クリア(透明な)」の意味は、完全に無視されて、「クリアファイル」という名の別の製品となっています。
もしかしたら、クリアの本当の意味は、「透明な」ではなかったのかと思いたくなるぐらいです?
辞書で“Clear”の他の意味を再確認しましたが、やはり、「透明な」 以外はピッタリ当てはまりません。
「クリアファイル」って和製英語なのかな。
こんなんで、世界に通用するわけがないわ。
ということで、この名前の歴史をひも解くと、
元々は、紙製の“Folder” が、プラスチック製の透明なものになったことから “Clear Folder”となった。
日本に定着した“Clear File” は、“Clear File Folder”の後ろの“Folder”が削除されたものとの説が有力です。
PCのフォルダーアイコンのデザインも紙製のフォルダーが元になっていますよね。
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なんと、あながち、「クリアファイル」が間違っていないことが分かってしまいました。
ただ、透明でないものまでクリアと呼ぶかについては、やはり抵抗があります。
日本では、「クリアファイル」という言葉が深く根付いてしまっており、これを覆すのは至難の業です。
しかし、英語にするときは、適切な訳語にしたいですね。
その場合、一番のおすすめは、あえて、透明かどうかを言わずにシンプルに“Plastic Folder”です。
どうしても、透明な(クリア)を強調したい場合は、“Clear Plastic Folder”とするのがおすすめのようです。
こんなクリアファイルですが、じつは隠されたテクノロジーがあるのをご存じでしょうか?
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この切欠きがあることで、ミシン目が剥がれにくくなるんです。これも試行錯誤の結果生み出された技術とのこと。
そう言えば、昔はよく、ミシン目が剥がれて使い物にならなくなったことを思い出しました。
記事の参考にしたサイト
T.K.