DLNAとは?
最近、液晶テレビやHDDレコーダーのCMで、こんなセリフを聞いたことありませんか?
「リビングのテレビは子供達に占領されているから、パパは自分の部屋のテレビで録画番組を見るよ」
これを実現しているのが、DLNAというものです。
DLNAとは、Digital Living NetworkAllianceの略で、デジタル家電やPCをつないで、簡単にデータをやり取りするための約束事を決める団体およびそのガイドラインのことです。
様々なメーカーがネットワーク接続できる家電やPCを開発していますが、各社が勝手な規格で作ってしまうと、せっかくネットワークにつながっているのに、メーカーが違うからつながらない悲しいことになります。
そこで、ソニー、パナソニック、マイクロソフト、インテルなど、デジタル製品の主要メーカーが話し合いをして、違うメーカー同士の機器でもつながるように約束事を決めているのです。
具体的な約束事は、プロトコルはUPnP(Universal Plug and Play)、ネットワークはEthernetかIEEE 802.11(無線LANの規格)、写真の形式はJPEG、動画の形式はMPEG2を使うことなどです。
DLNAに対応した機器には↑のDLNA認証ロゴが付いているので、その機器同士であればつなぐことができます。
ソニーのルームリンク、パナソニックのお部屋ジャンプリンク、何が違う?
ソニーのルームリンク、パナソニックのお部屋ジャンプリンク、東芝のレグザリンクなど、各社色んな名称を付けていますが、基本的にDLNA対応機器のネットワークのことです。
なので、たとえばパナソニックのDIGAにためた録画番組を、無線LANでつながったソニーのブラビアテレビや、東芝のレグザタブレットで再生できます。
ただ、同じメーカーのリンク機器だと、リモコン1つで操作できたり、メニュー画面の見え方が同じだから簡単に操作できたりなどのメリットがあります。
次回は、DLNA機器の具体的な使い方を説明します。