翻訳は翻訳者が1人で翻訳して終わりというイメージがあるかもしれませんが、実際にはチームで行う仕事です。 下図は一般的な翻訳業務の流れです。
- お客様から電話またはメールで翻訳の見積依頼が来ます。
- 営業または翻訳コーディネーターが見積書を作成します。希望の納期が迫っている場合は、この時点で翻訳者やチェッカーの手配を行います。
- 受注が決まったら、翻訳コーディネーターがプロジェクトの準備作業を行います。準備作業の主な内容は、作業者の選定、作業指示書の作成、および翻訳用データの作成です。
- 手順3で作成された作業指示書と翻訳用データを使って、翻訳者が翻訳作業を行います。
- 翻訳者とは別の担当者が、訳文を1文ずつ原文と照らし合わせながらチェックし、間違っている箇所があれば修正します。
- 翻訳後にレイアウトを整える必要がある場合は、DTPオペレーターがレイアウトを編集して翻訳物を仕上げます。Microsoft WordやExcelなどだけでなく、Adobe IllustratorやPremiere Proなどの特殊なソフトウェアで作業する場合もあります。
- 納品前の完成品を通し読みして、翻訳に間違いがないか、レイアウトがずれている箇所がないかなどを確認します。
- 検品作業を行ってお客様に納品します。
このように、様々な職種のメンバーがプロジェクトチームを組み、バトンリレーのように工程を繋いで1つの翻訳を完成させます。