謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。

輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございます。このブログも、3回目の正月を迎えることができました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

今年は、和暦では令和7年、西暦では2025年です。和暦で考えると、令和も早7年目かという感じですが、もし「昭和」が続いていたら、「昭和100年」という年になります。昭和の出来事を振り返り、あれは何年前?と考えるとき100から引けば良いので計算がとても楽になります。一方、西暦で考えると2000年代が始まってから25年、四半世紀が経ちました。25年ほど前のことを思い出してみると、ノストラダムスの大予言で「1999年7の月に世界が滅亡する」や、世界中のコンピュータが誤作動するかもしれない「2000年問題」などにドキドキしたり、いよいよ21世紀になり鉄腕アトムの「未来が実現」するのでは、とワクワクしていたものです。富士山に登ったのは2001年7月でしたが、もう四半世紀も前のことになります。時間経過の感覚は人それぞれだと思いますが、あれから25年とかあれから○○年経つのか・・・と、つい過去を意識してしまう正月となりました。


先日、私の住んでいる地区で恒例の「とんど」がありました。この行事は古くから続いており、他の地域では「とんど焼き」とか「とんど祭り」とも呼ばれているようですが、私のところでは単に「とんど」と呼びます。竹を組み上げてやぐらを作り、そこに火を付けます。「とんど」は地区ごとに行われ、当日の昼過ぎ頃からあちこちで黒い煙が上がり、竹が燃えてはじける大きな音が響き渡ります。無病息災を願いながら、正月の門松やしめ飾りなどを一緒に焚きます。また、書き初めの紙が燃えて高く舞い上がるほど字がうまくなる、この火に当たると風邪をひかない、この火で焼いたモチを食べると健康に良いなどと言われていて、皆それを信じて「とんど」を楽しみます。科学的には根拠はないと思うのですが、神社のおみくじを信じるのと同じように「とんど」の火の御利益を信じています。来月の節分で言われる「イワシの頭も信心から」という言葉も同じですが、「信じる」という概念は、心の支えになる大事な感覚なのだと私は信じています。

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