盆過ぎて

今年も暑い日が続いています。歳のせいか、年々暑さが身にこたえるようになってきました。「気候変動」とか「異常気象」という言葉を毎年のように耳にするようになり、異常気象だから暑いんだと自分を納得させています。気が付けば、お盆もとっくに過ぎてしまいました。時間に対する感覚は、人それぞれだと思いますが、私にとっての1年間という時間の感覚は、お正月で始まりお盆を境に前半と後半に分けられるように感じています。年の初めの正月には、「よし、今年も1年頑張ろう」と決意します。そして夏になりお盆を過ぎると、「さあ、残り半分、後半も頑張ろう」と思うのです。私にとって、1年は正月が始まりでお盆が中間地点と感じているのですが、冷静に考えてみるとお盆は8月であり、お盆を過ぎるともう8月も下旬です。カレンダーをしっかり見ると1年の半分以上は既に過ぎてしまっていることに気づきます。後半は時間的には半分ではなく、実際には3分の1しかありません。それに気づくと、少し(いや、かなり)焦ってしまいます。これは、毎年自分の中で繰り返されていることですが、なぜか1年を「盆と正月」で半分ずつに区切ってしまうのです。

お盆が過ぎ、台風が次々とやってくる季節になりました。気象庁の予報官の解説によると、日本近海の海水温が高いため、台風は日本に近づくにつれ勢力が強くなるのだそうです。近年は気象庁と国土交通省が一緒に会見することが増えています。気象状況でなく洪水や土砂災害のリスクについての情報を提供し、具体的な避難指示や対策を説明しています。少し前には南海トラフ地震臨時情報の発表もありましたが、防災意識を高め適切な防災行動を促すことが目的なのでしょう。

実は、いま東京へ出張中です。台風が近づいていることは知っていましたが、予報によると出張後半の行程と台風の進路予想が重なっているようです。あわてて天気予報をこまめに確認しながらスケジュールを調整しています。今回の台風の進路は大きく変化しており、その進路をにらみながら今後の予定や移動の変更などを決めるタイミングがとても難しいのです。状況によっては交通機関が運休することもあるので、信頼できる最新の情報を収集しつつ、ドキドキしながら、そしてスリル感を楽しみながら広島へ帰るまでのスケジュールを決定したいと思います。

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