何事もタイミングが重要

二十四節気の「立冬」を過ぎた頃から急に寒くなり、季節は一気に冬になったような気がします。今年は夏が終わっても暑い日が続き、秋を楽しむ間もあまりなかったような気がします。秋と言えばいろいろありますが、「収穫の秋」もそのひとつです。多少の時期のずれはあったりしますが、自然界は季節の変化にきちんと対応しています。今年も木々の紅葉は例年通りやってきました。秋の収穫物も同様です。今年は柿がたくさん実をつけました。甘柿はそのまま食べられます。子供の頃は秋のおやつと言えば柿でした。もぎとった柿にかぶりつき、種をいかに遠くまで吹き飛ばすかを弟と競ったものです。今年は渋柿もたくさん実を付けました。そのまま放っておく年が多いのですが、今年は思い立って干し柿にしてみました。食べられるようになるまで日数がかかりますが、おいしく食べられる時が来るのを楽しみに待っています。

11月の初めにサツマイモを掘ってみました。夏にヌートリアの被害に遭った影響が大きく、今年はイモとしての収穫はゼロでした。苗を植えてから半年の間、収穫を楽しみにしていたので本当に残念でなりません。サツマイモの苗の植え付け時期は5月頃です。もう来年の5月まで待つしかありません。今年はご近所の畑も荒らされたようです。来年はしっかり対策しようと計画しています。

近年は、野菜の季節感がなくなったと言われます。トマト、キュウリ、キャベツなどおなじみの野菜は、お店に行けば一年中いつでも手に入れることができます。しかし家庭で育てる場合は、トマトやキュウリは夏に収穫する野菜です。春が終ったらすぐに苗を植え付けなければいけません。

作物は気温や日照時間に大きく影響されるので、収穫時期によって種まきや植え付けの時期が決まってきます。時期が大きくずれるとうまく育ちません。何を作るのかを決めたらその収穫時期に合わせて圃場の準備から始めます。収穫までには数ヶ月という時間が必要です。適切な時期(タイミング)を逃してしまうと次の機会は1年後になるので結構真剣です。

先週、タマネギの苗を植え付けました。半年以上も先になりますが、来年6月頃の収穫を楽しみにしています。

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