ハローキティ新幹線

あれほど待ち望んでいた春ですが、やっと来たと思ったら、あっという間に次の季節に進んでしまったようです。4月も中旬になると満開だった桜は葉桜になり、再来を楽しみにしていたツバメたちはあちこちで元気に飛び回っています。気温が25度を上回る夏日となる日もあり、季節は一気に夏に向かっているように感じます。一日の気温差が20度を超えることもあり、体調管理には十分気を付けたいと思います。

例年通り、4月1日には大興グループの入社式が行われました。晴天の下、桜も満開に咲き誇り、新入社員にとっては忘れられない一日になったのではないでしょうか。社会人としての第一歩を踏み出す緊張の面持ちの新入社員を見ながら、かつての自分の姿を重ねてしまい、思わずこちらまで緊張してしまう瞬間がありました。自分にもそんな時があったことを思い出し、一年に一度このような緊張感を味わうのも悪くないなと感じました。

今月も新幹線のことを書きます。新幹線は技術の進歩と共に、次々と新型車両が開発されてきました。その中でも特に印象に残っているのが、1997年に運転を開始した「500系」という型式です。先頭部が長く、飛行機のようなデザインでとてもかっこよくみえました。時速300kmで営業運転した最初の新幹線だったと記憶しています。上りの新幹線は、広島駅を出発してからどんどん加速し、安芸トンネルを通過し東広島駅の手前辺りで時速300kmに到達します。「We are traveling at 300km/h.」と車内の掲示板に表示されると妙に興奮したものです。現在では運行車両が少なくなり、山陽新幹線の「こだま号」として博多―新大阪間を走行しています。そのうちの一編成が、JR西日本が運行する「ハローキティ号」です。見たこと、あるいは乗ったことはありますか?


車体全体にハローキティが描かれ、車内も「ハローキティワールド」一色です。初めて乗ったときは、なぜか少し照れながら車内に入りました。この編成は、イベント列車ではなく通常運用されており、毎日運転されています。ハローキティ号を目当てに乗車する人も多く、ホームに入ってくるときは、子供や若い人だけでなく、おじさんやおばさんも写真を撮って楽しんでいます。私も出張時に利用することがありますが、ホームに入線してくるときは、通常の新幹線よりもワクワク感が増します。

「いい歳をして・・・」と思うこともありますが、この歳になってもワクワク・ドキドキするのは、やはり良いことだと思います。まだ乗ったことがないのなら、どんな気持ちになるかを楽しみに、一度体験してみてはどうでしょうか。

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