サラリーマンにとって、一度は経験してみたい事の一つが、「会社帰りのガード下での一杯」です。しばしばテレビのニュースで、会社帰りのサラリーマンが一杯ひっかけた後に、ほろ酔いでインタビューに答えるシーンをよく目にしますが、なんとも楽しそうですよね。
ガード下ですぐに思い浮かぶのは、東京では神田・新橋、大阪では梅田・京橋あたり。
千円でベロベロに酔える、いわゆる「センベロ」のお店もたくさんあるらしく私のような地方都市勤務サラリーマンにとっての憧れの街です。
我が町広島はというと、ガード下と呼べるものはJR横川駅にあるぐらいです。しかも現在、耐震工事まっさかりなんです。そこで長年営業されていたお店は全て立ち退きになっています。
第1期耐震工事が5月末で終了し、6月1日から移転先で営業再開されるお店、新規出店される店もある反面、老舗の中華料理屋さんのように、これを期にそのまま廃業されるお店も多いと聞いています。ちょっと残念です。
画像引用先:http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1521003215449/index.html
AIBS本社からJR横川駅まではちょっと離れていて、わざわざ出かけていくのもなんだかなーって感じです。
AIBS本社は中四国最大級の歓楽街「流川」が近くにあり、こと「会社帰りの一杯」に関して言えば、立地的に素晴らしい場所にあるのですけどねー。個人的には、やはりガード下で呑みたいというコダワリが捨てきれません。
私はこれまでガード下は鉄道の線路の下にあるものと思っていましたが、実はガード下というのは大きくとらえれば高架橋の橋桁(ガーダーgirder)の下と捕らえられるらしいのです。となれば、自動車道の高架橋の下もガード下としてもOKということになりますね。
とはいえ、我が町広島には自動車道の高架橋もそんなに多く存在しないのです。唯一思いつく場所は、AIBS本社から広島駅に向かう途中、JR広島駅南側と北側を結ぶ自動車の高架橋です。その下のスペースを利用して、さほど数は多くないのですが、飲食店、飲み屋さんがあり、広島ではJR横川駅以外で唯一ガード下の雰囲気を味わえるエリアといってもいいかもしれません。
そこで見つけた気になるお店「角打福本屋」、日本酒メインの立ち飲み屋さん、でもコンセプトは若干スペインのバルを意識しているようです。角打ちとあるように、酒屋さんがやっているお店です。
日本各地の純米酒メニューが豊富です。
値段はリーズナブルでインバウンド対策も万全。
そこで見つけた気になるメニュー
ア ホ キ ツ ネ
人気メニューNo.5以内に入っています。
インパクトのある名前、メニューにアホをつけるとは、何事じゃといってしまいそうです。
これがアホキツネ 、
キツネは、お揚げであることは、すぐにわかるんですが、アホとは、なんなんでしょうか?
アホとは、スペイン語で “Ajo” と綴ります。スペイン語では、 “Japon” を ジャポン ではなく、ハポン とよぶように、 “Ajo” も アジョ ではなく アホ となります。そして “Ajo” とはにんにくのこと。
お揚げの上に、にんにくスライスとチーズをトッピングして、こんがりと焼きあげたものがアホキツネです。
あえて、ガーリックキツネとしないで、アホキツネと命名したことで、店主のバルへの思いが伝わってきます。
バルは人と人をつなぐコミュニケーションの場。この日もカープ戦のテレビ中継が流されていて、皆さんと一喜一憂しながら、ついつい長居をしてしまいました。
センベロ(千円)で終わらせたかったのですが、おいしい日本酒と料理のおかげで、センセンベロベロベロ(二千円)になっていまいました。
広島のレアなガード下での一杯、ぜひ一度お試しください。
T.K.
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